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2024年度年間テーマ「喜び合う」

 私たちの保育園では、保育をおこなう上での基本的な理念である園主題をベースに、新年度ごとに、当年度特に心にとどめ大事にしたい姿勢を「ことば」として現し、年間テーマとしています。また、季節や1年間の保育のサイクルにあわせた月間テーマをおき、月ごとの指標としています。今年度の年間テーマは昨年度に引き続き「喜び合う」です。
   2024年度の保育を始めるにあたり、昨年度をふり返りつつ、今の私たちの想いをお伝えします。

 

共に生き共に育つ 

 「育つ」とは、自然や環境、他者など、「わたし」とふれあうさまざまな人、事柄との関わりを通じて、自分を見つけ、相手を発見し、それぞれを大事にすることを覚え、生きる力をつけていく相互の関係であると、私たちは考えています。
 したがって保育は、子どもを一人ひとり違う主体として受けとめ、様々な仕方で応答し「会話」すること、そのための出合いや環境を整えていく営みでなければなりません。そして、そのためには私たち大人自身も他者の思いに気づき、受けとめるものでありたいと思います。そんな、いわば当たり前のことを、あえて私たちの保育の根っことして掲げたいと思います。

 

喜び合う  
 今年度の年間テーマを「喜び合う」としました。新約聖書の一節にこんな箇所があります。

「喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣きなさい。互いに思いを一つにし、高ぶらず、身分の低い人と交わりなさい。自分を賢い者とうぬぼれてはなりません。誰に対しても悪に悪を返さず、全ての人の前で善を行うように心がけなさい。」

 友だちといるとき、その友だちが、なにか嬉しかったり喜んでいたりすると、こちらも自分のことのように感じることがあります。そのことは子どもたちの育みにとって、とても大事なことです。​そして、難しいことかもしれませんが、その表裏として苦しんでいる人たちへの痛みの共感も大事です。

平和を見つめて 
 私たちはこのように、保育にあたる上でキリスト教を根底においています。イエスはその生涯において、人が人として当たり前に交わり、喜び、安らぐこと、そのためには〝平和〟をつくりだすことが何にもまして大事であることを、身をもってあらわしました。
 私たちは、そんな想いに逆行するかのような今の社会の風潮に強い危機感をおぼえています。特に、まさに今、海の向こうで、多くの子どもたち、大人たちが、命を奪われ、傷つけられています。

それどころか日本もかつてたどった危険な道を再び歩もうとしています。

 園だよりでもお伝えしていますが、あらゆる意味の平和とは「在るもの」ではなく求め続けるもの、そしてそれを維持する努力をおしまないことに尽きると思っています。その意味で、中東、ウクライナをはじめとする、全世界の戦禍にさらされている人々とつながっていることを想いつつ、過ごしてたいです。

 2024年度も、保護者の皆さまのご協力で、日々の保育を進めていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

 

​       2022年度年間テーマ「つながって」

 私たちの保育園では、保育をおこなう上での基本的な理念である園主題をベースに、新年度ごとに、当年度特に心にとどめ大事にしたい姿勢を「ことば」として現し、年間テーマとしています。また、季節や1年間の保育のサイクルにあわせた月間テーマをおき、月ごとの指標としています。今年度の年間テーマは昨年度に引き続き「寄り添って」です。」
   2022年度の保育を始めるにあたり、昨年度をふり返りつつ、今の私たちの想いをお伝えします。

 

共に生き共に育つ 

  育つ」とは、自然や環境、他者など、「わたし」とふれあうさまざまな人、事柄との関わりを通じて、自分を見つけ、相手を発見し、それぞれを大事にすることを覚え、生きる力をつけていく相互の関係であると、私たちは考えています。
 したがって保育は、子どもを一人ひとり違う主体として受けとめ、様々な仕方で応答し「会話」すること、そのための出合いや環境を整えていく営みでなければなりません。そして、そのためには私たち大人自身も他者の思いに気づき、受けとめるものでありたいと思います。そんな、いわば当たり前のことを、あえて私たちの保育の根っことして掲げたいと思います。

 

つながって  
 〝ひと〟が他者とつながろうとすることは、実はとても難しいことです。大人同士の関係にあっても、他者の思いに気づけなかったり、誤解したり、逆に傷つけてしまったりすることの方が多いような気がします。まして、「わたしをみてほしい」「気づいてほしい」「かかわってきてほしい」と、いつも心の中でつぶやいている子どもの表現の仕方は感覚的であり、なお直線的でもあります。したがって、大人にとってはさらに受けとめづらく感じてしまうのかもしれません。
 新約聖書に、「神の国は、子どもを受けとめるようにして受け入れるのでないものは、そこに入ることはできない」という一節があります。
 〝打算〟ではなく、無条件に子どもを抱きしめ、その思いに気づき、そしてともに育ちあおうとする姿勢をもつところから「神の国」(真に平和な社会)」にいたることができると説くイエスのことばに、キリスト教保育のあり方、そして私たちの保育のありようが端的に示されています。
 人は〝ひと〟とのつながりの中で生き、育ちます。そんな思いを、特に今年度、しっかりと心にとどめておきたいと思います。

 

平和を見つめて 
 私たちはこのように、保育にあたる上でキリスト教を根底においています。イエスはその生涯において、人が人として当たり前に交わり、喜び、安らぐこと、そのためには〝平和〟をつくりだすことが何にもまして大事であることを、身をもってあらわしました。
 私たちは、そんな想いに逆行するかのような今の社会の風潮に強い危機感をおぼえています。特に、まさに今、海の向こうで、多くの子どもたち、大人たちが、命を奪われ、傷つけられています。
 私たちは、今あらためて、今の社会の在り方を見つめつつ、イエスがそうであったように、平和をおびやかそうとする流れにあらがい、子どもたちとともに平和への祈りを捧げつつ、育ちあっていきたいと願っています。そんな思いを抱きつ
つ、 今年度も、あらためて力いっぱい子どもたちと向き合っていきます。

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 所在地:桃陵乳児保育園  京都市伏見区西奉行町1 ☎(075)611-3307

      桃陵保育園            京都市伏見区桃陵町1  ☎(075)601-3749

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