2021年度年間テーマ「寄り添って

 私たちの保育園では、保育をおこなう上での基本的な理念である園主題をベースに、新年度ごとに、当年度特に心にとどめ大事にしたい姿勢を「ことば」として現し、年間テーマとしています。また、季節や1年間の保育のサイクルにあわせた月間テーマをおき、月ごとの指標としています。今年度の年間テーマは昨年度に引き続き「寄り添って」です。」
   2021年度の保育を始めるにあたり、昨年度をふり返りつつ、今の私たちの想いをお伝えします。

 

共に生き共に育つ 
 「育つ」とは、自然や環境、他者など、「わたし」とふれあうさまざまな人、事柄との関わりを通じて、自分を見つけ、相手を発見し、それぞれを大事にすることを覚え、生きる力をつけていく相互の関係であると、私たちは考えています。
 したがって保育は、子どもを一人ひとり違う主体として受けとめ、様々な仕方で応答し「会話」すること、そのための出合いや環境を整えていく営みでなければなりません。そして、そのためには私たち大人自身も他者の思いに気づき、受けとめるものでありたいと思います。そんな、いわば当たり前のことを、あえて私たちの保育の根っことして掲げたいと思います。

 寄り添って 
 子どもは、大人よりもはるかに長いと感じる時間をすごしています。その中で聞くこと、見ること、体験することは、とても刺激的で、その心はいつも揺れています。そんな時、近くにいてほしかったり、触れていてほしかったり、逆に自分が心地いいと感じる人との距離感を保とうとしたり、それぞれの個性や歳児の違いによっても、子どもたちの心の表現の仕方は実にさまざまですが、その根っこにあるのは、「わたし」をしっかりと見ていてほしいということです。
 人の思いを受けとめて心を寄せたり、共感することはとても難しいことです。ただ、私たちが子どもたちのそばにいようとすること、そして、子どもにとっては大事な人が寄り添っていてくれると感じられることは、強い安心感となって、〝共感する力〟が育てられ、自分が〝じぶん〟であることをあらわす力をも育まれていきます。
 私たちは、保育の中で、子どもたちに心を寄せつつ、「いつも寄り添っている」ことを感じてもらえるよう、さらに豊かにかかわっていきたいと思います。  

平和を見つめて 
私たちは、このような考え方の根底に、キリスト教をおいています。
 イエスはその生涯を通じて、人が人として当たり前に交わり、喜び、安らぐこと、そのためには〝平和〟をつくりだすことが何にもまして大事であることを、身をもってあらわしました。
 そんな想いに逆行するかのような今の社会の流れに、私たちは強い危機感をおぼえています。だからこそ、今の社会の在り方を見つめつつ、イエスがそうであったように、平和をおびやかそうとする流れにあらがい、子どもたちとともに育ちあっていきたいと願っています。
 私たちは、子どもたちが心身ともに健やかに〝いま〟を生き、人が「ひと」として等しく生きる社会を創り出す力が育めるよう、今年度もしっかりと子どもたちと向き合っていきます。 

月間テーマのコピー.png

2021年度 行事予定表

21行事予定.jpg