2022年度年間テーマ「つながって」

 私たちの保育園では、保育をおこなう上での基本的な理念である園主題をベースに、新年度ごとに、当年度特に心にとどめ大事にしたい姿勢を「ことば」として現し、年間テーマとしています。また、季節や1年間の保育のサイクルにあわせた月間テーマをおき、月ごとの指標としています。今年度の年間テーマは昨年度に引き続き「寄り添って」です。」
   2022年度の保育を始めるにあたり、昨年度をふり返りつつ、今の私たちの想いをお伝えします。

 

共に生き共に育つ 

  育つ」とは、自然や環境、他者など、「わたし」とふれあうさまざまな人、事柄との関わりを通じて、自分を見つけ、相手を発見し、それぞれを大事にすることを覚え、生きる力をつけていく相互の関係であると、私たちは考えています。
 したがって保育は、子どもを一人ひとり違う主体として受けとめ、様々な仕方で応答し「会話」すること、そのための出合いや環境を整えていく営みでなければなりません。そして、そのためには私たち大人自身も他者の思いに気づき、受けとめるものでありたいと思います。そんな、いわば当たり前のことを、あえて私たちの保育の根っことして掲げたいと思います。

 

つながって  
 〝ひと〟が他者とつながろうとすることは、実はとても難しいことです。大人同士の関係にあっても、他者の思いに気づけなかったり、誤解したり、逆に傷つけてしまったりすることの方が多いような気がします。まして、「わたしをみてほしい」「気づいてほしい」「かかわってきてほしい」と、いつも心の中でつぶやいている子どもの表現の仕方は感覚的であり、なお直線的でもあります。したがって、大人にとってはさらに受けとめづらく感じてしまうのかもしれません。
 新約聖書に、「神の国は、子どもを受けとめるようにして受け入れるのでないものは、そこに入ることはできない」という一節があります。
 〝打算〟ではなく、無条件に子どもを抱きしめ、その思いに気づき、そしてともに育ちあおうとする姿勢をもつところから「神の国」(真に平和な社会)」にいたることができると説くイエスのことばに、キリスト教保育のあり方、そして私たちの保育のありようが端的に示されています。
 人は〝ひと〟とのつながりの中で生き、育ちます。そんな思いを、特に今年度、しっかりと心にとどめておきたいと思います。

 

平和を見つめて 
 私たちはこのように、保育にあたる上でキリスト教を根底においています。イエスはその生涯において、人が人として当たり前に交わり、喜び、安らぐこと、そのためには〝平和〟をつくりだすことが何にもまして大事であることを、身をもってあらわしました。
 私たちは、そんな想いに逆行するかのような今の社会の風潮に強い危機感をおぼえています。特に、まさに今、海の向こうで、多くの子どもたち、大人たちが、命を奪われ、傷つけられています。
 私たちは、今あらためて、今の社会の在り方を見つめつつ、イエスがそうであったように、平和をおびやかそうとする流れにあらがい、子どもたちとともに平和への祈りを捧げつつ、育ちあっていきたいと願っています。そんな思いを抱きつ
つ、 今年度も、あらためて力いっぱい子どもたちと向き合っていきます。

 


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